AMN IBM100周年で考えるテクノロジーの未来 ブロガーミーティングでまっとうなシステムの香りをかいできました:メールのプロの独り言

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AMN IBM100周年で考えるテクノロジーの未来 ブロガーミーティングでまっとうなシステムの香りをかいできました

もともとがシステム屋さんです。
と言っても、IT業界で言う狭義のシステム屋でもありますが、もっと広義のシステム屋ですが。

汎用機はあこがれながらもコストの問題と販路が業種別になっていて当時の会社がそのどれにもマッチしないために、依頼できる相手がいなかったことも大きく、汎用機限定ではなく当時日本では流行していたオフコンでも同じで、結局自分で勉強して設計からプロトタイプの作成、発注〜外注管理から導入まで自分でやるしかありませんでした。ありえないほど大変でしたがおかげでシステムに関わる殆どをまなぶことになりました。

さて、今夜はIBMのなかでもハードウェア部門の方主催で、一般ブロガー向けのイベントははじめてとのこと。
ブロガーの中からも汎用機という特殊な世界のことをなぜブロガーにという質問も出ていました。

わたくしてきには、知られていないからこそやる意義が大きくてむしろ今まで行われなかったことに問題を感じてしまうほどです。
ソーシャルメディアがない時代に、最も素晴らしいと感じたのが『中は村田です』というコピーでテレビコマーシャルを打ち続けた村田製作所です。産業用危機のパーツを作る会社でありその存在自体も知られていなければ、商品も知られていませんでした。

IBMは社名を知らない人はさすがに少ないですが、汎用機という商品は殆ど知られていませんしイメージだけで実態は殆ど知られていません。IT部門だけが知っている状態では、なかなか導入されないでしょうし、それ以上に優秀な人材がそうした分野を目指すということが減ってしまうでしょう。

より広く、深く理解が進むのは開発者にも販売者にもIT部門にも有益なことだと考えています。

そういう意味で初回のブロガー向けイベントはとても有意義でした。
汎用機ということばを知らせ、更に現状が多少なりとも伝わったのは大きいです。


さて、わたくしが興味をいだいたこと。

・予想外にWATOSONを社内で重視しているらしいこと。
(単なるイベントで広告的要素意外ないのかと思っていました)

・WATSONが、汎用システムをそのまま使っていたこと。

・WATSONが次世代を担うシステムの初代であること。
(これはものすごく驚きでした)

・汎用機はダウンサイジングの洗礼を受け多くのメーカーで開発が止まった。
IBMだけが開発を継続しそのがれの中で生き残りSystem-Zを開発し今に至る。

・Linuxが汎用機に載ったのはSystemy370でのクローズ化がのビジネス的失敗が原因だった。

・汎用機におけるシステム運用上の要、仮想化がVMwareなど流行の仮想環境を30年以上前から提供していたものであり、今も圧倒的に咲きをいっていること。
※リソース(CPUやメモリー)を初期のコンピューターはタイムシェアリングという方式で無駄なく大勢で利用できるようにし、UNIXも同様の仕組みで運用されていました。より効率的にリソースを使うための仕組みが仮想化で、CPUを全性能の何%使えるとかメモリーをどのくらい使えるといったことを設定し、また必要に応じてその設定を弾力的に運用することで最小のシステムで最大の成果を引き出します。
ここ数年IAサーバー分野で人気の仮想化も新しいことではなくとても古い技術で、かつ、全く追いついていない。
おの、
仮想化に関しては相当汎用機の切り開いた世界に追いついていないようで、たとえば同時に実行できる仮想マシンの数も汎用機では万単位が当たり前の世界だそうで、最も進んでいるVMwareとの堆肥でも桁違いの性能差です。

※そもそもVMwareが対象にするハードが搭載できるメモリーやCPUがかなり小さいのでしかたない部分もあります。また、一台で大容量ではなく多数のマシンで実現するというのもIAサーバーの考え方なので方向性の違いということもあって、どちらがいいかは簡単には論じられません。

今夜の話の中でもその一端が語られました。
日本では汎用機の台数こそ多いものの小型のものが中心だそうです。
世界的にはむしろ大型汎用機が多く、小型のサーバーを大型汎用機に集約し保守性を上げ安全性の確保に向かっているそうです。
台数が増えれば常時故障しているマシンが存在するような状態になりますから安定したサービス展開に高性能なマシンを少数使うというのはひとつの大きな選択肢です。

※Googleなど新興企業ではコストの面から真反対のアプローチをとってきました。パソコンよりも安い構成のハードを多数準備し、一部が壊れることを前提に冗長化し壊れたものを準じ修理あるいは代替機と置き換えればよく、故障が前提なので一部のマシンが壊れてもシステム全体としては影響がない構造を目指しました。ハドープなどOSSとしてそうした技術が公開されています。トータルコストがド知多のアプローチが安いのかは正直わかりません。始めやさ酸さという点ではGoogle方式に軍パイが上がります。しかし、一定規模以上の企業が採用するには手間がかかりすぎてむしろビジネス的に採算が合わない可能性があります。かえって数台以内の汎用機で構成するサーバーシステムをプライベートクラウド的に活用してすべての業務をこなすほうがメンテナンスも運用も抱えるエンジニアの範疇でまかない切ることができ、会社の管理の中で運用できるのは計り知れないメリットで、もしも一定規模以上の企業から相談を受ければ汎用機の採用も前向きに検討します。逆に今起業したばかりのベンチャーがイニシャルコストの高い汎用機を導入するよりは安価で細かく追加のできるPCベースのマシンを大量導入する方が現実的。ただ、もしも汎用機のエンジニアがもっと豊富にいるなら答えはそう簡単ではないでしょう。AWSのように汎用機をリソース単位で借りることができるならば、成功した時の驚異的なリソースの必要量増大にも対応しやすいクラウドが圧倒的に有利で汎用機で仮想化された環境でのLinux運用などは本来ベンチャーにこそ向いているなというのが今夜の成果でもありました。
すでに存在するのかもしれませんが、AWS(amazon)のようにクラウドサービスとして汎用機のリソースを貸し出していたとしたらとても魅惑的存在です。

・AS400は生き残っていた
あまり見かけなくなったAS400というオフコン。
※システム360から370への移行期だったでしょうか、日本ではNECや富士通、日立、東芝など各社がオフコンを作っていました。ユーザックといった事務機器やさんが作るオフコンがあったり、スプレッドシート専用のオフコンがあったりと日本らしいガラパゴス的進化を遂げた分野です。その中でIBMでは運用の楽な小規模汎用機AS400がオフコンという分野でも販売されていました。多くの中小企業が導入していました。名前を聞かなくなり他社のオフコン同様事実上消えたのかと勝手に考えていましたがPowerシリーズとし後継システムが開発され今も現役だそうです。

AS400は、汎用機の良いところとミニコンの良さを併せ持っていて、特に魅力的だったのが高速なHDDと低価格で大容量のHDDを混在して使えること。普通のOSでは、HDDを細かくインストール時に用途を決めパーテーションを切って設定していきます。AS400などでは、そうしたことができなくて驚きました。OSが勝手に管理していてよく使うファイルは高速な領域に置かれ使われないファイルは低速なシステムに移動される。すべてバックグラウンドで処理され運用者も意識しない。当時はそんなことができるはずがないと懐疑的でした。
いまではSSDが登場し同じようなことをできないものかと各社が対応方法を考えている最中ですし、簡便なツールなども出回り始めました。しかし数十年前に全自動でおまかせのシステムが稼働していた。
公開されたらなんて幸せなんだろう。
帰りがけ電車内でツイートしたらレスがついていました。
ストレージの仮想化もファイルシステムの自動最適化も公開されているらしい。観るべき参照先がなかったので時間を見て検索してみるつもりですが、汎用機由来の技術の多くが知らぬところで公開されています。

なかはむらたです

ではないですが、驚くほど多くの素晴らしい技術をもち、更に公開されているわけですが、残念なほど知られていません。
もっともっと広く知られるよう、少しでもお役に立てればと考えています。










この記事へのコメント
akibaryu様、昨日は、ブロガーミーティングにご参加いただき、本当にありがとうございました。
Twitterのレスに記述した短縮URLがわかりにくかったかもしれませんので、以下、ご紹介させていただきます。

[ストレージ仮想化ソリューション]
SVC(SANボリューム・コントローラー)
http://www-06.ibm.com/systems/jp/storage/products/virtualization/svc/
SVC導入事例
http://www-06.ibm.com/jp/solutions/casestudies/20100713cmj.html

[ファイルの自動最適配置]
Easy Tier
http://www-06.ibm.com/jp/press/2010/04/2101.html
Easy Tierを搭載するミッドレンジ・ディスク Storwize V7000
http://www-06.ibm.com/industries/jp/dotcom/direct/storage/101101.shtml

[AS/400の現在形]
現在は、IBM Power SystemsというRISCサーバーに、IBM i という名前に変化したOS/400を導入していただく形で、AS/400と同等以上の環境をご提供しております。
IBM Power Systems(RISCサーバー)
http://www-06.ibm.com/systems/jp/power/
IBM i(オペレーティング・システム)
http://www-06.ibm.com/systems/jp/i/
Posted by スマートなコンピューティング〜IBM Smarter Computing at 2011年08月04日 07:36
度々で申し訳ありません。

以下の一節を見落としておりました。
>、AWS(amazon)のようにクラウドサービスとして汎用機のリソースを貸し出していたとしたらとても魅惑的存在です。

ご推察の通り、既に、サービスとして提供しており、事例もございます。
事例プレスリリース
http://www-06.ibm.com/jp/press/2009/04/1701.html
http://www.ibm.com/jp/press/2011/05/3001.html

サービスの紹介サイト
http://www-935.ibm.com/services/jp/index.wss/offerfamily/so/b1333005

お手すきの折にご確認いただければ幸いです。
Posted by スマートなコンピューティング〜IBM Smarter Computing at 2011年08月04日 10:11
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