林修先生というテレビ界のスーパースターなヒールという位置づけが面白い:メールのプロの独り言

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林修先生というテレビ界のスーパースターなヒールという位置づけが面白い

イラスト図解 いつやるか? 今でしょ!
林 修
宝島社
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今夜も「林修の今でしょ!講座 2時間スペシャル」が面白いです。

ほかにも、林先生が知らないと初耳額として認定されるなど、ひたすら林先生すごいじゃなくて、林先生をギャフンと言わせて楽しもうという番組が急増しています。

これを見ていてヒーロー論ぴったりだなと。

 

ヒーロー論とはヒーローはそれ単体ではかっこ良くもなければ目立ちもしない、むしろ邪魔なくらいの存在。

ヒーロー映画ハンコックみたいなものです。

 

ヒーローがヒーローになれるのはそこにヒールが存在するから。

ヒールが強ければ強いほど、悪ければ悪いほど、憎たらしければ憎たらしいほど、残虐ならば残虐なほど、非力なヒーローがかっこよく見え拍手喝采を浴びるようになります。

 

日本では昭和時代、このヒーロー論の王道的な応用がされていました。

そうです、プロレスです。

 

はじめは外人レスラーがヒーローでした。

見ただけででっかくて強そうで、もう余分なことは何もいらない。

存在そのものが鬼畜米英なプロレスラーを登場させ、小柄で弱い日本のレスラーが散々やられながらも最後には反則勝ちを収める。

 

流石にまもなく飽きられてしまうと、ヒールはよりヒールであることを求められます。

栓抜きをパンツに忍ばせ、レフリーが見ていない隙に頭を突っついて流血させる。

ロープで首を絞める。

 

足りなくなると、パイプ椅子を投げ込み殴り倒す。

 

ついには、サーベルを持ち込ませて暴れさせる。

 

そんな凶悪至極なヒールをちょっと小柄で細身、勝ち目なさそうな日本人レスラーが散々やられ、流血し、ぶっ倒れながらも最後はなぜかホールドに持ち込んで勝ってしまう。

負けるとそそくさとヒールが帰ってくれるのがとても不思議な光景でした。

 

外人レスラーではヒールとして飽きられてしまう、ショッカーの皆さんみたいにたくさんいると個性がなくなりヒールの条件を失ってしまう。

そうなるとしかたがないので日本人レスラーをヒールに仕立てます。

 

毒霧吹かせたり、言葉が通じるからと悪雑言浴びせさせたり。よりあくどい反則技をさせたり。

 

それも飽きられると、ついには本当に強くて勝ち目がないような相撲の世界なら小錦関みたいな本当に強い人をヒールにしてしまう。

もう勝てなくて当然な人がヒールになるからおもしろみも増す。

 

なんだけど、そこまでやってしまうとヒーローが勝手は不自然になる。

生活している本国でヒールなんかしていると生きにくい。

ヒールのなりてもいなくなってくる。

 

そして絶対的ヒールを失ってしまい、あれほど盛り上がったプロレスがつまらなくなってしまいました。

 

さて、現代はテレビがつまらない。

ほんとうにつまらない。

NHKとか○チャンネルとか廃止にしたほうが世のため人のため的な状況になっています。

いや、本当にNHKなんて存在意義はもはやなくなったので廃止してくださいませ。

インターネットとその利用テクニックの普及で必要性なんて無いです。

どうしても欲しい人がいたら、その人達だけでかねだして勝手にやってくれ。

 

本題に戻って、「いつやるの?!いまでしょ!」と世の中にさっそうと登場し耳目を集めた東大出の一流予備校の人気講師林修先生。

あっという間に人気になったのは、その知識の量と広さ、わかりやすい伝える技術にありました。

 

いろいろな先人を追い抜いて、あっというまに、人に何かを伝える番組のトッププレゼンターの位置を占めてしまいました。

 

だけど飽きられるよね…

 

と、誰もが思っていたのにますます出演増えています。

 

それは、林修という人の頭の良さ。

国語の講師という背景。

 

ヒールこそが必要なんだ、ヒーローなんて飽きられ捨てられるということを知り抜いていて、潔くヒーローの座を捨ててヒールに転身してしまったからこそです。

最近の林修先生の立ち位置は、知りすぎていて憎ったらしいやつ。

なんとかこいつにギャフンと言わせてみたい。

 

最盛期の小錦関が強すぎて嫌われたように、しかし嫌われたくはないからうまくいかなかったみたいですが、林修先生はそんな周囲の見方をさっさと取り込んで、わざと嫌われるようなオーバーリアクションで博識ぶりを披露する。

そのうえで、素人な芸能人に問題を出させる。

それをあざ笑うようにあっさり答えて逆襲してしまう。

周囲のひな壇芸人も一緒に地団駄踏む。

 

もうりっぱなヒールです。

 

そして更にうまいのは、勝ち逃げじゃなくて、なんでこんなの知らないんだ?

薔薇って書けないわけ無いじゃん。

とわかりきっていても、あえてかけないで恥かいてみせる的な。

圧倒的に強いヒール、打たれ強くて負けるはず無いヒールがちゃっちい技でマットに転がり、そのまま足を決められてあっさり3カウントとられるような、不自然だけどこれ意外ないしとりあえず溜飲下げてしまおうてきな流れ

昭和のプロレスの良さを、うまいこといまに復活させています。

 

ここでいう必要もないのに、ああそうかこれでよかったのか的に余分な一言を必ず一回入れるという芸も、ここ数ヶ月身につけられて、ますますヒール的な悪いやっちゃ的雰囲気を醸しだして楽しませてくれます。

 

今夜の林修の今でしょ!では、現役東大講師が歴史問題を繰り出す。

三代将軍がドラマ「偽装の夫婦」の世界(ゲイや女性に惚れる女性)さながらだったのはとても有名な話なのに、みんなで全く知らなかったとなんとも不自然だけどおもしろい展開にしてみたり。

そうして、弱いヒーローばかりが超凶悪ヒールを倒していると不自然で満足できなくなってヒールできなくなるんだけれど、それを防ぐために、たま〜に、ほんとうに強いヒーロー持ってきてヒールを打倒してみせる。

そうすると、ヒールが再び立ち上がった時、あん時やられてたじゃないかと、ちょっと見ている方はあざ笑うことができつつ、いつもの弱いヒーローたちがやられていてもまあ良いかとかまえていられる。

そして何かのチャンスにダメなヒーローの誰かが、たまたまヒールを打倒しちゃう。

 

これもプロレス時代ありました。

世代交代してアントニオ猪木がトップにたったときい、勢いで外人ヒールをみんなぶちなぎ直しちゃった。

日本人レスラーには勝てそうな奴がいない。

これは終わったな。

 

と、思ったらアントニオ猪木って見た目よりもすごくって、プロレスとは無縁の世界のトップをヒール代わりに連れ込んできた。

一発食らったらあの世行きだろうなと思えるスーパーヘビー級ボクサーのトップまで読んできた時は流石に驚きました。

そういうカンフル剤入れることで寿命をかなり伸ばしていました。

 

 

林修先生と、それを囲む面々はそうした過去の成功をうまいこと平成の世の中で再現されている。

今でしょ!講座に医学博士の早坂信哉さんと現役の東京大学教授それも日本史の本郷和人さんを召喚、徹底的なアウェーのもとヒールをひたすら叩く叩く。

林先生が驚く初耳学でも、そりゃ無理だろうというさかなくんによる魚のコアすぎる出題。

それでも足りないと文字になどなっていない日本料理の世界の出題を土井善晴という先代の土井勝さんから料理に関する薫陶受けてそだち、親子二代に渡る料理研究家を出題者に選んでこてんぱんに叩きのめすとかいう無理な他流試合に持ち込んで袋叩きにして楽しむ。

 

これなんか、アントニオ猪木がモハメッド・アリと戦った時にそっくり。

殴り合いなんかできるわけもないのに、プロレス技のほとんどを禁止されての他流試合。

あれはやり過ぎで、実際の試合はちょっと寂しかったけど、本気でぶつかったら危険過ぎるから仕方ないだろうなという納得感はありました。

 

林修という人はすっと出てきてヒーロー的な人気を博し、飽きられる前に超絶ヒールに転向。

そして、他流試合で負けを演じることで視聴者の溜飲下げさせつつヒールの寿命を伸ばしていらっしゃる。

 

プロレスラー、特に女子プロレス界に多かったんですが憎まれまくったヒールが、引退後いい人に転向していてそのギャップが受けて長く愛されていたりします。

多分賢すぎる林修先生は、もうしばらくヒールで稼いだあと、そーっと引退風に見せかけて、実はいい人的な立ち位置に切り替えて、いつも出ずっぱりじゃないけどよく見る人ととして末永く稼がれ続けるようです。

すごい人物です。

 

池上彰さんがなんとなくぱっとしなくなりました。

ずっと、ヒーローで居続けようとしてしまうのが行けなかった印象です。

林修先生のように開き直って、もっと聞きにくいこと聞きまくる、昭和の時代の突撃キャスターみたいな、そんな嫌われまくるところまで行って、視聴者からもあいつやり過ぎて批判受けてヒールに転落。

それでもめげずにヒール続けたあと、ひとしれず出番が消え

(テレビ引退します発言とか余分でしたね)

いつのまにか、実はあれはテレビ局にやらさせられたんです。

いやいやだけど仕方なかった、すまなかった。

的な雰囲気で再登場したらもっとおいしかったろうに。



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