あさが来たは男もかっこいい朝ドラの新しい形:メールのプロの独り言

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あさが来たは男もかっこいい朝ドラの新しい形

あさが来た 白岡あさ・新次郎語録

視聴率20%を軽々と超えている朝の連続テレビ小説「あさが来た」

毎日、録画して楽しみに見ています。

 

ところで、朝ドラの定番というと、主人公である女性が見事なまでに立派でしっかりしていて魅力溢れている。

その魅惑的な主人公の女性の回りにいる男どもは、なんでこうなると嘆かずに入られないほどのダメな奴ばかり。

 

あさが来たは、朝ドラを革新するような男がダメじゃないのに観させられるドラマの金字塔

 

いままでの朝ドラは、ひたすら男どもがダメでした

前作では父親が同しようもないダメ人間で結婚した相手も、お世辞にもしっかりしているなんて言えないし魅力的な男とは到底言えなかった。

それでも、少しは色付けに、一人くらいは○○ロスなんて言われるような、男性が登場する。

人気高かった「マッサン」も、ドラマはどう贔屓に見てもシャーロット・ケイト・フォックスさんが演じるイギリスから来た奥さんのエリーが主人公としか言いようがありませんでした。

エリーが男らしいくらいにしっかりしているのに、肝心の主人公(!?)マッサンの優柔不断ぶりや計画性のなさ、経営力のなさなどなど、もうこいつ出さないでくださいという感じでした。

 

もうほんと、どの朝ドラを思い出しても、主人公の回りにいるのはダメ男くんばかり。

こんな男どもに囲まれて、よくぞ貴女はここまでおやりになった!

そんな男女の位置づけが朝ドラの構成の定番でした。

そこがまた、朝ドラを朝一番やお昼に見る視聴者にピッタリとハマるのでしょう。

 

あさが来たは、どの男もまともに漢している近年珍しい朝ドラ

あさが来たも、けっして登場する全男性が頼もしい訳ではありません。

あさの姉さん、はつさんの嫁入り先では舅も亭主もダメ男っぷり発揮してくれました。

まあ、そういう部分はありますが死に際だけなんとかして、終わりよければ全てよしではなく、ダメオなりに実は優しさや骨もしっかりもっていて、それが気持ちよさを醸し出します。

 

山王寺屋の面々

舅の栄達(辰巳琢郎)さんは、もと奉公人で婿養子。

山王寺屋の娘婿に入ったものの、倒産して夜逃げしてもまだ頭が上がらないまま。

しかし、どんな苦労しても人の良さが失われることなく終始はつさんを守ってくれている。

みかんを作り始めて以降は、そこそこしっかりしてきた。

 

はつの旦那、惣兵衛(柄本佑)は、登場当初はどうしようもない嫌なやつ。

こんな男のところにはつ(宮崎あおい)さんが、嫁入りするなんてどんな罰ゲームって感じで、成功と失敗、幸福と不幸の対比を描きたいのかと悪寒を感じてしまうような出だしでした。

それが倒産直前には涸れ井戸に自ら飛び込んで、はつさんを助けだしたり、ところどころで男らしさやいい旦那の片鱗を見せます。

倒産から夜逃げあたりは、柄本佑さんの演技力の光るところで、落ちぶれっぷりをしっかり見せてくれました。

そしてみかん農家に転身してからは、物分かりもよく、働き者のいいお義父さんに変わっていきます。

 

だったら二人のはつさんの息子がお馬鹿でダメ男なんだろうか。

これまた、山の農村育ちという雰囲気は出しつつも、しっかりした個にふたりとも育ってダメ男くんがいない。

 

今井家の男ども

おとうさんの忠興(升毅)は、はじめひたすら厳しいだけの頑固親父。

どうしようもない奴の代表格!?

かと期待させといて、なんとなく最後は、あさのことを認めている感じが嫁入り前からあります。

「ぱちぱちさん」を新次郎が与えたのもそのまま取り上げることなく、学ぶことも多少認めるようになります。

何度も頬を引っ張って、口を利かせなくする荒業を面白おかしく見せてくれる場面も楽しかった。

そして毅然として商売を続けるなかでの厳しさを見せつつ、人生最後にははつのすべてを認め、あさの女性のための大学を作りたいという夢を叶えるために東京の広大な土地(大学を作れるほどの土地)をあさに与えます。

いままでの、朝ドラならこの今井忠興さんが、多分一番マシな男の役どころです。

 

弟も、ほとんど登場場面はありませんがしっかり家を継いで実業家になっています。

おじいさんは、ちいさなあさの良い所をいち早く認め、男のように勉強もさせてあげようとするし、木登り一緒にしたり最後まであさの見方であり理解者で在り続けます。

いつもの朝ドラだと、こういう理解者は一人だけで、今井忠政(林与一)さんだけ、一縷の望みみたいな存在です。

あさが来た放送当初はそんな存在の雰囲気ンをプンプン匂わせておいて、なんだ後に結婚する白岡新次郎さんという、はるかに忠政おじいちゃんを超える理解者を得てしまいます。

この布陣の見事なまでの視聴者の予想を裏切る、そのやり口は実に見事でした。

 

 

加野屋・白岡家の男ども

舅の白岡正吉(近藤正臣)さんが、これまた普通の朝ドラならこのひとだけ。今井忠政か白岡正吉かどちらか片方しかいないはずの理解者が同じ世代として両家に存在するなんて奇跡のような布陣じゃないですか。

最後の最後まで、あさを理解し応援し、見事なまでに使いこなして成長させてくれました。

 

こうなるともう夫がダメ人間じゃないといけません。

いつもなら、あさを逆恨みで刺した萬谷(ラサール石井)みたいな、ろくでもない上に最後の最後まで同しようもない、存在しないで欲しいと願わずにはいられないような敵役が定番。

なのにどうでしょう、白岡新次郎ときたら、どこまでもいいやつ。

一見ちゃらんぽらんな遊び人風でいて、遊んでいるようなのに、その実裏であさの事業の応援のため、密かにいつも大阪の旦那衆を口説いて回ってくれている。

徹頭徹尾いいやつで、そのくせひょうきん者で憎めない。

なんとも素敵な旦那像をつくりあげてくれたものです。

 

じゃあ、新次郎の兄さんや弟は…

兄さんもいイイ人のようで、しかし早世。

弟は、わからんちんの同しようもない抵抗勢力!

のようでいて、もう後半には、あさ最後のおお仕事、生命保険を始めるその端緒を白岡栄三郎(桐山照史)が演じていて、これまた全然いい感じです。

 

じゃあじゃあ、大番頭の山本雁助(山内圭哉)は、超抵抗勢力で…

だけど、頼りになるやつで、潰されかけた単行を見事に立てなおしてくれます。

そして抵抗勢力で居座ることなく自らお店をあとにします。

男気も見事だし先代の主人への忠節も見事。

別れた女房子供のために、自分の恋愛諦めて小さな工場始めたり、結局こいつまでいいやつ過ぎます。

 

変わって出てきた、ヘイさん。

山崎平十郎(辻本茂雄)は、案外ダメな奴…

にならなくて、超がいくつもつくほどの締まり屋。

言葉までも惜しくて、「へい」だけしか口にしないという変わり者。

しかし、加野屋から加野銀行へと変わる中、銀行業務の屋台骨として活躍します。

 

他にも大勢魅力的な人ばかり。

炭鉱にも鉱夫の上前は寝過ぎるダメな奴がいたものの、あっけなく画面から消えてなくなります。

しかもその消し去り方が、とても良い感じで後味の悪さを一切残しません。

 

あさが来たは、女性主人公を男をダメダメに描かずに輝かせた近年稀に見る傑作

ひとりひとりの男性出演者を見ていっても、こいつクズ

こいつダメ男

これがいるから、飯がまずくなる。

そういう、男の風上にも置けない様な、風下に要られても恥ずかしいような、そんな女性の敵。

人間の敵みたいな男を出さないで、むしろ魅力的に男たちを描きながら、こんな男居たらいいよねという見本市みたいな布陣でありながら、あさやはつが、輝き続けるすてきなドラマに仕立てあげられています。

 

五代様ロスなんて言葉が流行語になるほどディーンフジオカさんがかっこよくて大人気得るように描かれました

男どもまで輝かせて、こんなのが現実に居たら世界変わるぜって感じの人が多数輩出する中、それでも白岡あさが、姉のはつがとても魅力的に描かれ切ります。

 

とても素晴らしいドラマの展開で、出演者も大好きですが、台本も演出も、朝の連続テレビ小説あさが来たは、傑出したドラマにしあがっていて、とても楽しく最後まで見せて頂けそうです。

 

今週も、亡き母親、山王寺屋の(女主人)眉山菊(萬田久子)に苦しめられた惣兵衛が、夜逃げから人生かけて裸一貫作り上げたみかん山を、息子に同じ思いをさせないために、山子と売り払う覚悟を決めたところから始まりました。

おいおい、まだかっこ良くしちゃいますか。

この展開では、どうやっても最低でも惣兵衛か藍之助(森下大地)のどちらかが、更にかっこよくなって最終回へと流れこんでしまいます。

どこまで、男どもをかっこ良くしてくれるのか。

 

さて、ここまであさが来たが朝ドラの流れを変えてしまうと次からの作品を書く作家さんには大きな負担になりそうです。

従来通りにとどまっては、物足りなさが目立ってしまうでしょう。

かといって、主人公を引き立てるのに男をダメにえがくのは対比が簡単でストーリーも楽ですが、周囲の男もかっこ良くなってしまうとストーリー展開が今までの何倍も難しくなってしまいます。

4月からの新番組は出演者が、更におごっているので、あとは作家さんと演出の腕前次第。

実に楽しみです。

 

あさが来ただって撮影は終了、クランクアップしていると言ってもまだまだ楽しみな終盤が残っています。

たよりない初代学長様が、この先どう変わるのか、変わらないのか。

ファーストペンギンとして歩んできたあささんが、ファーストペンギンを育てる場、女性の大学を設立する中で周囲の男たちがどんな古い舞を見せてくれるのでしょう。

 

 

 

 



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